生駒郡平群町の内科・消化器内科|胃カメラ・大腸カメラ

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大腸内視鏡

あなたの腸は大丈夫ですか?

大腸がんも、早期発見・早期治療の重要性は言うまでも有りません。40歳を超えられた方や、便に異常のある方、身内にがんの方がおられる人は、一度内視鏡検査を受けましょう。

大腸内視鏡検査は、しんどい・痛い・大変というイメージがあるでしょうが、そうではありません。また、大きな病院で大腸検査を行うことが、苦痛が少ないとは一概に言えません。当院では、、日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医、日本消化器内視鏡学会認定指導医の院長が、苦痛の少ない検査をご案内します。女性の方もお気軽にご相談ください。

大腸内視鏡検査

内視鏡用炭酸ガス送気装置の導入

2010年5月より内視鏡用炭酸ガス送気装置(GW-1)を導入しました。これは内視鏡を使って、消化器管腔内に炭酸ガス(CO2)を送気できる装置です。これまでは、空気を送っていたのですが、送気された炭酸ガスは、空気と比べて生体吸収性に優れていることから、拡張した腸管を速やかに収縮させ、患者さまの膨満感からくる苦痛を緩和してくれます。従って、検査後、お腹が張って痛い、しんどい、などの症状はほとんど認められません。

内視鏡用炭酸ガス送気装置

大腸内視鏡検査の流れと注意点

検査前日から検査後までの流れを、注意点を含め順番にご説明いたします。

ご自宅~検査まで

検査前日(ご自宅)

主な準備は下剤の服用と食事制限の2つです。

  • 下剤(腸管洗浄剤)を事前にお渡しします。
  • 錠剤の下剤を検査前日の夕食後、ご自宅でお飲みください。
  • 食事については、検査前日はうどんやおかゆなどの消化の良い食事(食事内容はこちらから指示します。)、または検査食をとり、当日は検査が終わるまで食事はお控えください。
  • 水分はとっていただいて大丈夫です。

検査当日(ご自宅からクリニックまで)

  • 検査当日朝、洗腸剤(1.8L)を服用してください。
  • 服用後4~5時間で宿便が除去されますので、便が出たらご来院いただき、午後から検査を開始します。

検査前(クリニックで)

  • 来院後受付を済ませたら、検査着(ズボン)に着替えます。
  • 検査台に横になり、おなかを楽にします。力を抜いて楽にしてください。
  • 内視鏡を挿入する部位にゼリー状の局所麻酔を行います。
  • 鎮痙剤を使い、胃腸の動きを止めます。
  • ご希望の方には鎮静剤を注射します。ウトウトと眠い状態になります。
  • 検査開始となります。

検査中~検査後

検査の方法について

  • 点滴で血管確保し、心拍数・酸素濃度などを観察しながら検査を進めます。
  • 細くて長い内視鏡を肛門から挿入し、大腸全体をモニターで観察します。
    ※病変があれば生検という細胞の検査をしたり、ポリープがあればその場で取る場合もあります。
  • 検査は15分程度で終了します。
    ※鎮静剤を使用した方は、作用によりウトウトしている状態の中であっという間に終わります。

検査後(クリニックで)

  • 着替えが済んだら、検査の結果をご説明いたします。
  • 検査結果の説明の後は、すぐにご帰宅いただけます。
    ※鎮静剤を注射した場合は、少し休んでからお帰りください。
  • 検査後はすぐに日常生活に戻れます。

検査後の注意点

食事について

  • 注射で腸の動きを止めているため、1時間くらいは食事をお控えください。
    ※それ以降は、いつも通りの食事をしていただいて大丈夫です。
  • 検査中にポリープを摘出した方は、ポリープのサイズや切除方法に応じ、1週間程度の食事制限が必要となります。
飲酒について
  • 生検(細胞の検査)をした方は、当日の飲酒はお控えください。
  • ポリープを切除した方は、1~2週間前後禁酒をお願いいたします。
入浴について
  • 入浴は問題ありませんが、長風呂はおやめください。
  • ポリープを切除した方は、当日の入浴はできませんがシャワーは大丈夫です。
車の運転について
  • 鎮静剤などの薬を使用しますので、車の運転はお控えください。
  • 当日は、ご自身での運転ではなく、公共交通機関でご来院ください。
運動について
  • 激しい運動は避けてください。
  • 生検をした方は当日は安静に、ポリープを切除した方は、1週間ほど運動はできません。

麻酔・鎮静剤等について

大腸の内視鏡検査は一般的に、麻酔を使用して検査を行います。
緊張を取るための鎮静剤と胃腸の動きを止める鎮痙剤を注射します。リラックスした状態で検査が受けられます。

妊娠中や授乳中の方には麻酔は使いません。
また過去に薬が合わなかったという方には、麻酔・鎮静剤、鎮痙剤を使用せずに検査を行います。

検査に際し、ご不明点やご不安なことがございましたら、どんなささいなことでもご相談ください。

当院での大腸カメラの検査状況

直近10年(2013年~2022年)の大腸カメラ施術件数 6,239例
2022年の年間施術件数 823例

大腸ポリープ日帰り切除

当院では、10mm径までの大腸ポリープで、検査時に切除できると判断したポリープはその場で切除可能です。施術の所要時間は5分~10分で完了します。体への負担も少なく、その日のうちにご帰宅いただけます。
切除したポリープの病理結果は、後日ご来院いただいてお伝え致します。
10mm以上のポリープや、切除後入院が必要と考えられるものは改めて、近隣の病院をご紹介いたします。